オーダーメイドジュエリーのご依頼

個人的にもインタージェムでもお世話になっているSさんがK18八角形ペンダントと使用しなくなったジュエリーをお持ちになりました。
お話をお聞きすると、➀八角形ペンダントと同じデザインで大きさを大きくして、➁八角形の面に小さなダイヤモンドを入れるオーダーメイドのご依頼。➂そして使用しなくなったジュエリーの地金を使って作って欲しいとの希望です。

➀のご希望について、正確な八角形を作るのは手造りでも結構面倒なのでCADで制作して頂くことにしました。
➂の使用しない地金を使ってというのですが、K18・K9・K18/PT・WGなど色々な地金がありますのでこれは売却することにしました。

CADオペレーターと何度も打合せをしてCADが出来上がってきました。

申し分ないCAD画に満足してGOサインを出して出来上がりました。


Sさんからメールを頂きました。
『八角形のペンダントトップありがとうございました。
出来上がりに、感動しました。みんなに褒められます!!』

掛った費用:¥116,523(税込)
ペンダント加工代¥132,000−地金売却価格¥15,477(2017年5月09日時点)=¥116,523


カフスとタイピンのジュエリーリフォーム

叔父様の形見のメンズジュエリーをジュエリーリフォームしたいとエメラルドのカフスとメキシコオパールのカフスとタイピンのセットをお持ちになられたお客様。
ご自身がお着けのダイヤモンド3個の一文字リングも外して使って欲しいとのご希望です。


まず初めに思いついたのがエメラルドのカフスに一文字のダイヤモンド1個を使用してペンダントにすることをご提案しラフデザイン画を描いてご覧いただきました。

メキシコオパールのカフスとタイピンセットと一文字ダイヤモンドを2個使用してリングのご提案をし、同じようにその場でラフ画を描いたご覧いただき受注頂きました。


エメラルドのペンダントをデザインするときに一緒に加工の指示も考えています。
宝石が付いているジュエリーをジュエリーリフォームする時は、熱を加えるため宝石を台座から外しますが、最近は外さないで加工できるようになりその加工の出来る所に依頼します。

メキシコオパールのリングは、指のサイズが大きい型でしたので一文字リングでダイヤモンドが横に来ても違和感のないようにすべて伏せ込み留にすることに考えました。


お客様にご覧いただくと、ラフデザイン画から出来上がりの想像が出来なかったようで、出来上がりを見てとても感激して喜んで下さいました。
インタージェムの甦るジュエリーリフォームは、オリジナル・オーダーメイドです。

掛った費用:¥155,799

エメラルドペンダントの加工代:¥59,000
オパールリングの加工代:¥200,000
地金売却価格:¥103,201(2017年5月2日時点)
加工代(¥59,000+¥200,000)-¥103,201=¥155,799

お客様の思いを形にするオリジナルオーダーメイドのジュエリーリフォームすなわち甦るジュエリーです。これが、インタージェムのコーポレート・アイデンティティである[ジュエリーを通して人と人の縁をつなぐインタージェム]です。


ダイヤモンドペンダントを甦るジュエリーリフォーム

頂いたというプラチナ製ダイヤモンドペンダントを変えて欲しいとインタージェムの甦るジュエリーリフォームのページを見てご来店されたお客様が取り出したのが下の写真。


お話をお聞きするともっと、このペンダントの周りのプラチナの所が嫌ということでした。
ダイヤモンドだけのペンダントに出来ますかとのご質問でしたので可能ですとお応えしました。

お納めしたらとても気に入って頂きましたが、後日ベネチアチエーンが太いので手持ちのK18WGのボールチエーンに変えて欲しいと再度のご依頼で取替えました。


出来上がりを前の写真に重ねて見ますと細いチエーンの方がバランスが良くなりました。

掛った費用:¥2,669(税込)
加工代¥16,300−¥8,808(Pt850チエーン売却価格 2017年5月16日時点)=¥2,669

お客様の思いを形にするオリジナルオーダーメイドのジュエリーリフォームすなわち甦るジュエリーです。これが、インタージェムのコーポレート・アイデンティティである[ジュエリーを通して人と人の縁をつなぐインタージェム]です。


パールネックレスからリングに甦るジュエリーリフォーム

今回のジュエリーリフォームは、アコヤパールネックレスとタヒチパールネックレスそれぞれからセンターの大きい真珠をはずしてそれをリングにして欲しいというご希望でした。

ネックレスの真珠は穴が貫通していますから、普通のリングに留めると穴が見えてしまいます。
その時にひらめいたデザインがリングから伸ばしたウデの先端にダイヤモンドを留めて、パールはその腕に固定する方法を考えてみました。

アイデアを形にするには結構色々な問題が出て、試行錯誤の結果写真のようにできました。

リフォームと言うよりオーダーメイドによる全く新しい感覚のオリジナルジュエリーが出来上がりました。 ご覧になられたお客様、アコヤ真珠リングとネックレスはお嫁さんに差し上げるので、とても良く出来たと喜んで頂きました。

掛った費用:Pt900タヒチ黒真珠リング ¥128,000(税込)
      Pt900アコヤ真珠リング   ¥98,000(税込)


ブルートパーズのリングをペンダントに甦るジュエリーリフォーム

プラチナ製ブルートパーズリングをペンダントにジュエリーリフォームして欲しいというご依頼でした。


リングなので弧を描いたようになっていますからペンダントにしたときに安定が悪くなります。
なるべく平らに仕上げなければなりませんから職人の腕の見せ所でもあります。


出来上がりをご覧になられたお客様の喜びを職人にお伝えしました。

切取ったリングの部分を利用してバチカン(ネックチエーンを通す部分)などに利用しました。
掛った費用:¥32,400(税込)


Pique(ピクゥエ)

Pique(ピクゥエ)

「ピクゥエ」という技法をご存知でしょうか?

ピクゥエとは、べっ甲や蝶貝、象牙、水牛のような有機素材の表面に、金や銀、貝などを象嵌(ぞうがん)した技法のこと。
17世紀フランスに始まり、ヴィクトリア時代には半喪期のジュエリーとしても重宝されましたが、その技法の詳細は伝承されず、100年あまり途絶えていました。 今では、「幻の技法」と呼ばれるピクゥエを日本で復活し、現在世界で唯一人のピクゥエ作家として製作活動をしているのが、塩島敏彦氏です。

塩島敏彦氏

塩島敏彦氏 プロフィール

1954 甲府市生まれ
1976 象嵌作家塩島東峰に師事
1985 100年ぶりに技法を復活し世界で唯一のピクゥエ作家として現在に至る
1998 東京都知事賞受賞
2000・2003・2004 経済産業省製造産業局長賞受賞

Pique(ピクウェ)とは、基本的には、ベッコウ、象牙、真珠母貝などの有機素材の表面に、金、銀、まれには真珠貝などから作られたデザイン模様を、一種の象眼状に連続して押し込み、その連鎖模様を楽しむ技法を言います。

ピクゥエ

Piqueという言葉は、フランス語のPiquerから出た言葉で、これは突き刺すとか、ピンで留めるという意味を持ちます。
ピクウェという工法の技法は、ルイ14世の頃のフランスで生まれた技法で、もともとはベッコウで作られた家具やトレイなどの実用具の飾りとして登場しました。その技術を持っていたのは、フランスに住む新教徒であったカルヴィン派の人たちでした。ところが、1685年、ルイ14世治下のフランスで、新教徒の信教の自由を認めていたナントの条例が廃止され、新教徒への迫害が始まります。これを嫌った多くの新教徒は、フランスからオランダ、英国などへ一斉に移住を始めます。これによって、フランスだけで使われていたピクエの技術は、オランダ、英国へと移転します。

ピクウェの技術は、英国に渡ってから19世紀半ばまでは、トレイ、小箱、化粧道具入れ、ステッキの握り手などの実用具の装飾に多く使われ、純粋の装飾具のデザインとして登場するのは、1850年代のことです。その後、1890年頃まで、英国のジュエリー産業の本拠であるバーミンガムで機械化による量産が行われるようになり、多くの安価なジュエリーが作られました。しかし、その機械化がどのような方法であったかは、不明なのです。19世紀末にはほとんど作られなくなり、その技術も忘れられました。

その製造方法については、金属を焼いてそのまま押し込む、象眼のように彫りを入れておいて叩きこむ、裏面の鋲などでとめるなど、いろいろな説がありますが、実際のところ、どのように作られたのかは、今でも不明のままで、書かれた資料もまったくないのです。一種の秘伝のような形で個人的に伝えられたのでしょう。

19世紀末にかけてピクウェの製造も、ピクウェに対しての関心も、完全に下火となり、英国でもその頃にピクエウェは作られていません。技術としても消え失せ、わずかにアンティークの世界でのみ、19世紀の作品が取引されていました。

そのピクウェの技術を世に復元したのが塩島敏彦なのです。
宝飾史家の山口遼氏曰く、「私の知る限り、ピクウェを復元しようという試みは世界中で全くない」との言葉にあるように、現在は世界で唯一の「pique(ピクウェ)作家」です。

ピクウェの作例

オーストラリアオパールの帯留をオーダーで

オーストラリアオパール帯留

2013年6月22日に富士山が世界遺産登録が決定しました。
からというわけではないのですが。
ラベンダーヒスイの帯留をお作りしたお客様から、オーストラリアオパールで帯留めをオーダーメイドで作って欲しいと依頼されました。
その宝石を見て富士山に似ているなと思い、お客様がお持ちのそのほかの色石を使って朝陽を受けた富士山をイメージしてデザインを考えてみました。
そのほかにお預かりした宝石は、ルビー、ピンクサファイア、グリーントルマリン、パライバトルマリン、それに小さいダイヤモンドです。
ラフデザインに宝石をのせて、緑のグリーントルマリンを樹海に、ブルーのパライバトルマリンを湖に見立ててみました。

オーストラリアオパール帯留

帯にあたる裏面の加工は、ラベンダーヒスイの時と同じに、帯を傷めないような細工にしました


ラベンダーヒスイの帯留をオーダーで

ラベンダーヒスイの帯留

大きなカボションカットのラベンダーヒスイを帯留めに加工して欲しいとオーダーメイドで依頼され、小粒のダイヤを彫留めにして上下に配したデザインにしました。
そして、出来上がってきた帯留めをご覧下さい。
帯留めは、帯締め紐を通すバックルに似た金具をロー付けします。(写真左下)
今回の帯留めの特徴は、帯留めの金具にあります。
帯を傷めないようにする為と安定感を出すために、帯に当たる面を広くとり通常の金具を付けずに右下の写真のようにしました。
側面の細やかな細工が飾りになり特注品であることが分かります。


ルビーのリング他5点をブローチ兼用ペンダントへジュエリーリフォーム

ルビーのリング他5点をブローチ兼用ペンダント

ぶどうの葉っぱに写真左のリングやルースの石を、セッティングしたデッサン画をお持ちになり、
『こんな感じで作って欲しい』というジュエリーリフォームのご希望でした。
お客様と色々お話をして、統一性のない石を葉っぱの上に乗せてもバランスが悪いことを
説明してから、その場でデッサンをしてOKが出て作ったのが写真右のジュエリーです。
ブローチ兼用ペンダントです。
素材は、ルビー取り巻き部分をPt900にし、そのほかはK18YG(イエローゴールド)にしました。
左のラウンドのガーネットと右のラウンドのアメシストは、バランスを考えて加えました。
WGのエメラルドペンダントのメラルドを対角線上に並べました。
出来上りをご覧になったお客様は、大変な喜びで感激されていました。
そのお顔を拝見して、あぁジュエリーに携わる仕事をしていたよかったなと思うのでした。