灰銀色半形養殖真珠の甦るジュエリーリフォーム

かなり昔に求めたようで、亡くなられたお父様のタイタックとお母様が使われているリングをご持参され、どのようなデザインになるかジュエリーリフォームのご相談を受けました。
写真をご覧ください、それぞれのジュエリーに灰銀色(シルバーグレー)の半形養殖真珠がついています。

半形(半円)養殖真珠とは、判形状の核を人為的に貝殻の内側に固着し、真珠層を形成させた真珠。通常養殖半形真珠は浜上げ後、元の核を取り除き、樹脂を充填して、底部を白蝶貝の殻で裏打ちし、三層に貼り合わせる。(一般社団法人日本ジュエリー協会発行 川崎猛氏編集「ジュエリー用語事典」より引用)

Bifore:アワビの半形養殖真珠のタイタックとリングをジュエリーリフォーム

アールデコ調リングのラフ画を描いてご提案いたしました。
このシルバーグレーの半形養殖真珠は、アワビ貝で養殖されたものです。枠から外すと欠けたり裏打ちされているのが剥がれる可能性があります。そこで、タイタックの針とリングのウデ(環の部分)を切り取り、台座の底部に穴を開けU字型のリングをレザーで溶接して出来上がってきました。

After:アワビの半形養殖真珠リングにジュエリーリフォーム
ご覧になられたお客様『ずーっと使わなくてどうしようかと思っていたのが、こんなに素敵に出来上がってとても嬉しいー。』とお喜びになられました。今回のインタージェムジュエリーリフォームは、お客様の為のオリジナルオーダーメードジュエリーと言えます。

制作費用:税込み¥85,000(2016年1月15日時点)

お客様の思いを形にするオリジナルオーダーメイドのジュエリーリフォームすなわち甦るジュエリーです。これが、インタージェムのコーポレート・アイデンティティである[ジュエリーを通して人と人の縁をつなぐインタージェム]です。


形見の印台メンズリングをジュエリーリフォーム

先日、インタージェムでジュエリーリフォームをされ、大変気に入ってくださったお客様にがジェリーリフォームをされたいというお友達とご一緒にインタージェムにおいでくださいました。

印台リングご持参されたのは、亡くなられたご主人の形見の18金台にプラチナが貼ってある印台型メンズリング。プラチナの面にお名前が印鑑になっていて逆に彫られている日本的なメンズジュエリーです。
気仙沼にお住まいだった千葉さんは、東日本大震災の津波で、この形見のリング以外は全て流されてしまったそうで、これを溶かして普段できるリングに作り変えて欲しいというご希望でした。

お話をうかがって、印鑑の部分をペンダントにしていつも身につけてご主人とご一緒だったら素晴らしいなと思いお話をするととても喜んでくださいました。

残った18金の地金で平打ちリングを作ることになりました。

ペンダントと平打ちリング
出来上がったペンダントとリングを納品しましたら、『思ってもみなかったお父さんの形見が2つも出来て、いつも身につけてお父さんに守ってもらってるようだわ。インタージェムさんにお願いして良かった。』と喜んでいただきました。費用:特別価格¥35,000(2015年5月24日時点)


瓦礫の中から探した形見のリングをジュエリーリフォーム

瓦礫の中から探した形見のリングを
(写真上)左がお預かりした印台(17.69g)、右2点の緑色がワックス
(写真下)出来上がったリング(10.37g)とペンダント(4.23g)

2012年2月のある日、K18印台リングの地金を使用してジュエリーリフォームしたいと電話を受けました。その日に、ご高齢のお母様とお嬢様がご来店くださいました。
通常、デザインブックから希望のデザインを選んで頂き、お預かりした地金を使ってロストワックス製法で加工を致します。

今回もそのつもりでお預かりしたのですが、お帰りになってから気になったものですから、お嬢様にお電話しましたらお父様の形見だと仰るのです。

どんなに努力してもロストワックス製法で加工すると、お預かりした金地金の10%位しか出来上がったリングに含まれないことをお話しました。
そして、同じようなデザインで印台を削って手作り制作し、削って出た金の粉を溶かしてペンダントを作ることを提案しました。

ご希望のリングとペンダント(写真)
ワックスを取り寄せ⇒ワックスと同じように印台を削る⇒削った粉を溶かす⇒リング中央のパーツを制作⇒パーツをロー付け⇒リング出来上がり。
金の粉を溶かす⇒棒状ペンダントとバチカン制作⇒丸環で繋いで完成。
出来上がりをご覧になったお嬢様は、大変喜んでくださいました。

そして、この印台にまつわるお話をしてくださいました。
7年前にお父様がなくなり、形見の印台をお母様のファッションリングにしたいと、色々なお店でその印台の金を使って出来ないかお聞きしたそうです。
ところが、どのお店で言われることは、印台を地金価格で下取りして、その代金に足して他のリングを買って下さいということでした。
どうしても、印台の金を使って作り直したいとお店を探していたそうです。

ところが2011年3月11日の大津波で自宅が流され、瓦礫の中を必死で探してやっと見つけた、たった一つの思い出のお品だったそうです。

その後の一年間は、息子さん家族と別々の借り上げ住宅に住み、気力も失せてしまってご家族の皆さんご心配されてたようです。
ところが、インタージェムで作ってもらえると分かってからは、遊びに来たお孫さんにお昼ご飯を作ってあげたりと、元気になってきたそうです。
また一つ、ジュエリーの持つ素晴らしい力にふれることが出来ました。


リングとカフスをブローチ兼用帯留にジュエリーリフォーム

リングとカフスをブローチ兼用帯留にジュエリーリフォーム

使用しないスモーキークオーツのリングとご主人のカフスを一緒にしてブローチ兼用帯留にジュエリーリフォームのご依頼。
帯留に使用するときに着物を傷めないように宝石の留め方は伏せ込みにしてメレーダイヤで少し豪華さを出しました。