ジュエリーリフォーム、仙台一覧

ブローチを帯留めに


サンゴと白蝶貝のブローチ2点2ヶ月前の2月22日事。
東京都にお住いのH様からHP等で貴社のリフォームが、とても思い出を大切にして加工してくださるのだな、と感じまして、お問い合わせしたくメールいたします。という書き出しのお問い合わせメールがインタージェムにありました。

インタージェムでは、お客様がどうされたいのかというご希望やその思いを何とか形にして差し上げようと考えています。このようなメールを頂いて大変光栄に思いました。

メールのやり取りでお母様から譲られた白蝶貝のブローチ(横3.7cm×縦3.2cm)とサンゴのブローチ(横4.8cm×縦1.5cm)を帯留めに加工したいというご希望でした。白蝶貝のブローチは亡くなられたお婆様がお使いだったようです。

カメオブローチに既製品の取り外し可能帯留金具既成品でブローチに取り外し可能帯留金具があるのですが、ブローチの針の長さより既製品の長さが長いこととブローチの縦の幅が狭いの着用したときに表からこの金具が見えてしまいます。
ということでブローチと帯留に通す三分紐の帯締めを送って頂きました。

帯留めに完成送られてきましたブローチの金具に洋銀*と刻印がありましたがシルバーで制作することになりました。
ラフデザインとか三分紐に通した写真や制作途中の写真をメールに添付してお送りしました。
洋銀*:ニッケルと亜鉛の銅合金。銀白色を呈し、体制疲労、耐蝕性に優れ、銀に似た色調や加工性の良いことから銀の代用品として、装身具、眼鏡、洋食器等に使用されている。(出典:社団法人日本ジュエリー協会発行ジュエリー用語事典 編集:川崎 猛)

出来上がりをお送りしましたら下記のメールを頂きました。

インタージェム 佐藤様(社長担当)

お世話になっております。

帯留め、届きました!
画像では拝見していたものの、実物を見てみて、
きっちり丁寧な仕上げで、本当に満足しました。
これで、祖母と母から譲られたブローチを活用することができます。
着用して母に見せに行きたいと思います。
ありがとうございました。

他にも、母から譲り受けた指輪で
レトロなデザインのため活用できずにいるお品もいくつかあって
リフォームを考慮中です。
しばらく先になるとは思いますが、
リフォームの際にはまた貴社にお願いしたいと思っております。
その節はどうぞ宜しくお願いいたします。

可愛いアクセサリーケースもありがとうございました。
とり急ぎ御礼まで。 A・H

喜んでいただけたようで安心しました。


形見のマリッジリング4本を1本のリングへ


ジュエリーリフォーム
インターネットでのご依頼でした。
形見ということでお預かりした地金を全て使用しました。
依頼された方の大切な思いをそのままに、甦ったジュエリーリフォーム。
お喜びのメールを頂くと、ジュエリーの仕事に携わっていて良かったなぁと思います。

インタージェム 佐藤 様

お世話になっております。
本日、無事に指輪を受け取りました。

先日添付して頂いた出来上がり写真を見たときに『おぉ!』とビックリしたのですが、今日実物を手に取ったときは『おぉぉぉ!!』と、もっとビックリしてしまいました。

くすんでいた4本の指輪を、こんなに綺麗な1本の指輪にして頂いて・・。
さっそく着けてみましたがピッタリでした。
太くてボリュームがあるので、これ1つで十分なアクセントになります。

形見である母と祖母の指輪を1つにして頂き、これでいつも身に着けていられます。
本当にありがとうございました。

違うアクセサリーをリフォームするときも、またインタージェム様にお願いしたいと思っております。
その時もどうぞ宜しくお願い致します。

<M・M>


ジュエリーにはその人のストーリーがある


歳の頃50歳をチョット過ぎたくらいであろうか品の良いご婦人が訪れ、
バッグからペンダントにしたいとメキシコオパールのリングを取り出した。

カタログから気に入ったデザインのペンダント枠を選んで頂き、
見積もりをお出しして価格も納得してほぼ決まりかけた。

このリングを求めた時のお話をお聞きしながらメキシコオパールのサイズや
リングの刻印など必要事項をお預かり書に書いていた。

銀座のT店でご主人が茶封筒から現金を出して買ってくれた婚約指輪だと・・・
予算オーバーで結婚指輪を買えなかったこと・・・
その後、仙台に転勤してきてインタージェムで2回サイズ直しをしたこと・・・
けれど指の関節が太くなりペンダントに変えることにやっと決心したこと・・・
婚約指輪だけれど、着けれないのならとご主人が快諾してくれたこと・・・

お話を聞いていて、このリングのデザインを変えてはいけない、
お二人の思いを大切にするお手伝いをしたいと思った。
幸い、手作りで丁寧な作りのリングだったからその提案をする。
話をして良かったとお帰りになった。

小学校3年から6年生まで同級生の友人が宝飾の職人をしている。
『よっち』、『郁さん』という間柄でいつも無理なお願いをしている。

出来上がったペンダント枠を見て驚いた、リングの腕を切っただけじゃない!
肌につく背面部分が痛くないように加工してあるではないか、凄い職人魂だ。
到底無理な工賃で頼んでいるにもかかわらずである。
おかげで、当初のカタログ見積もり以下で良いものが出来上がった。

東京へ送ってメキシコオパールの石留とリングにあった刻印Pt900と石目、
結婚記念日とイニシャルの刻印を依頼して出来上がってきて本日納品した。

イメージを変えることなく思い出のリングをペンダントにできたことに
とても感謝をされ大変喜ばれた。

ジュエラーとしてまた一つ心に残る仕事ができたと嬉しかった。

《下の写真にカーソル F4e をあててクリックすると拡大します。》
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