ホープダイヤモンド(FMラジオ3出演原稿から)


平成9年(1997)11月、仙台FM放送「ラジオ3」の「宝石の豆知識」に生出演した時に私が書いた原稿の第3弾です。

アナ:今日はどんなお話をしてくださるのですか

佐藤:宝石にまつわるエピソードは多いのですが、その中でも呪われた宝石と言われるホープダイヤモンドについてお話しましょう。

アナ:美しいものに対する人間のあくなき欲望が多くのエピソードを生むのでしょうね。

佐藤:そうですね、アメリカのワシントンDCにあるスミソニアン博物館に
展示してある45.52カラットのグレートブルーのホープダイヤモンドが持ち主に不幸をもたらすと言われています。

アナ:怖いですね、どんな経歴をたどったダイヤモンドですか。

佐藤:このダイヤモンドは、インドのラーマ・シーターという神の像に抱かれていた112カラットの石を17世紀、フランスの探検家タベルニエが持ち帰り、国王ルイ14世に売り払ったことからこのエピソードが始まるのです。

アナ:探検家タベルニエと国王ルイ14世は、その後どうなりましたか。

佐藤:神の宝石を盗んだタベルニエは、インドで残虐極まる死を迎え、ルイ14世は1度身に付けただけで亡くなります。
それを受け継いだルイ16世はマリーアントワネットに預け、マリーアントワネットは、友人のランバル王女に貸したんです。

アナ:その二人は、フランス革命で非業の死をとげましたよね。

佐藤:その通りです。やがてこのダイヤモンドは、フランス国有倉庫から何者かによって盗み出されました。
45.52カラットにカットされて1830年にロンドンの競売にかけられたのをヘンリー・フイリップ・ホープという銀行家が18,000ポンド*で買上げたのです。
*注釈:現在(2013年3月)1ポンドは、約144円
1830年代の1ポンドは現代に換算すると約20,000円の価値で約138倍
18,000ポンド×144円×138倍=約3億5770万円

アナ:それでホープダイヤモンドというのですね。
その後どうなったのですか?

佐藤:やがてホープ家は没落し、ロシアの王子が手に入れたのですが、その夜のうちに愛人の踊り子を撃ち殺したと言われています。

アナ:そうですか、実際は、どうだったんですか?

佐藤:エピソードをたどっていけば、正に「呪われたダイヤモンド」なのですが、探検家タベニエルは、このダイヤモンドを盗んだのではなくコールルーン川の支流で発見したんです。

アナ:インドで残虐極まる死となっていますよね。

佐藤:彼は、84歳まで生存し、風邪をこじらせてモスクワで死にました。
ルイ14世も長命で1669年にブルーダイヤモンドを手に入れてから46年間も生きています。
また、ホープ家では1830年に買ってから1908年まで所有しており、その後、宝石商のピエール・カルティエ、ワシントン・ポストのオーナーであるエドワード・B・マクリン、アメリカの有名なハリー・ウインストンを経てスミソニアン研究所に寄贈されました。

アナ:宝石にまつわるお話って面白いですね。

当時のままの原稿です、現状と違う記述があるかもしれません。
尚、だいぶ前に調べたもので出典を明示できません。
以上の2点ご了承下さい。

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ホープダイヤモンド


ジュエリーにはその人のストーリーがある


歳の頃50歳をチョット過ぎたくらいであろうか品の良いご婦人が訪れ、
バッグからペンダントにしたいとメキシコオパールのリングを取り出した。

カタログから気に入ったデザインのペンダント枠を選んで頂き、
見積もりをお出しして価格も納得してほぼ決まりかけた。

このリングを求めた時のお話をお聞きしながらメキシコオパールのサイズや
リングの刻印など必要事項をお預かり書に書いていた。

銀座のT店でご主人が茶封筒から現金を出して買ってくれた婚約指輪だと・・・
予算オーバーで結婚指輪を買えなかったこと・・・
その後、仙台に転勤してきてインタージェムで2回サイズ直しをしたこと・・・
けれど指の関節が太くなりペンダントに変えることにやっと決心したこと・・・
婚約指輪だけれど、着けれないのならとご主人が快諾してくれたこと・・・

お話を聞いていて、このリングのデザインを変えてはいけない、
お二人の思いを大切にするお手伝いをしたいと思った。
幸い、手作りで丁寧な作りのリングだったからその提案をする。
話をして良かったとお帰りになった。

小学校3年から6年生まで同級生の友人が宝飾の職人をしている。
『よっち』、『郁さん』という間柄でいつも無理なお願いをしている。

出来上がったペンダント枠を見て驚いた、リングの腕を切っただけじゃない!
肌につく背面部分が痛くないように加工してあるではないか、凄い職人魂だ。
到底無理な工賃で頼んでいるにもかかわらずである。
おかげで、当初のカタログ見積もり以下で良いものが出来上がった。

東京へ送ってメキシコオパールの石留とリングにあった刻印Pt900と石目、
結婚記念日とイニシャルの刻印を依頼して出来上がってきて本日納品した。

イメージを変えることなく思い出のリングをペンダントにできたことに
とても感謝をされ大変喜ばれた。

ジュエラーとしてまた一つ心に残る仕事ができたと嬉しかった。

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ジュエリーリフォーム


これ、なに?


せん《下の写真にカーソル F4e をあててクリックすると拡大します。》
グラマシーニューヨークの???
東京へ出張していたラ・ココのスタッフが仙台に帰ってきた。
Kさんから私へ頂いたと透明ケースに入った、
見本商品のようなアイスクリームを渡された

初めて見るものだ、英語で全て書いてある。
ネットで調べると、愛知県の洋菓子のチエーン店、
グラマシーニューヨークの可愛いチョコレートだ。

どうも、関西・関東では有名なケーキ屋さんのようだ。
商品見本とは失礼な!と怒られそうである。

食べるのがもったいないくらい良くできている。
しばらく、眺めて楽しむことにしよう。


陽気のせいか失敗!


昨日東京へ、2ヶ所に用事があって昼から出かけた。
気温が20°Cになるというのでコートは着ないで仙台を出た。
上野駅で新幹線を降りて御徒町へ向かうため山手線ホームへ、
冬服のせいか額から汗が滲んできた。

エスカレーターに乗って途中まで上がった時だった、
手に持っていた仙台からの乗車券をうっかり落としてしまった。
乗車券はひらひら舞い、エスカレーターの隙間に入って消えた。

『どうしよう!』と一瞬途方に暮れる。
中央改札口に行き「クレジットカードご利用票」を見せて駅員に説明した。
エスカレーターを止めるわけにいかない、上野駅で出るならOKになった

何とか用事を済ませて仙台に戻ると時間は18:08になっていた。
さすがに仙台は東京と違い、コートが必要な肌寒さだった


東北工業大学経済交流会例会


3月5日に仙台パレスへいあんで開催された東北工業大学経済交流会例会は、会員の一級建築士で気仙沼の曹洞宗指月山少林寺住職千葉徹心氏に講演を頂いた。
日常会話で使われている仏教用語の解説という興味深い内容でした。
我慢・億劫・醍醐味等々仏教用語とは知らないで使ってた。

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講演の様子
講演の後は会食ですが、そのあとにプロ歌手宗久真紀さんのシャンソン。
コピーバンドSendai Venturesの生演奏があり、楽しい例会になった。

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Sendai Ventures
Sendai Ventures の演奏を聴いていたというか見入っていた。
彼らの足元を見ると全員ジョッパーブーツ(ショートブーツ)を履いている。
60年代の欧米のロックバンドの写真を見るとジョッパーブーツを履いていた。
そういえば、親友のA.T君も学生時代履いていたっけと思い出した。



PEUGEOT203/403のボンネット オーナメント


インタージェムのブライダルコーナーは、白を基調にしたパリの雰囲気。
結婚指輪LAPAGE「カクテルコレクション」のショーケースにボンネット オーナメントのフランス車PEUGEOT403(1955 – 1956)を飾っている。

LAPAGE「カクテルコレクション」のキーワード、
「モダン・スタイリッシュ・アバンギャルド・クール・シャープ」
PEUGEOT403はピッタリなのだ。

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PEUGEOT203/403ボンネット オーナメント   《写真:趣味で集めているボンネット オーナメント》

TVシリーズ「コロンボ」で刑事コロンボの愛車が幌付きのPEUGEOT403cabrioletであることはご存知でしたか。

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PEUGEOT203/403           写真はWikipediaより


仙台青葉区にあるVERANDAのディナー


2013年2月19日のブログでUPした「ごちそうさま!」でVERANDAでの食事の内容は、写真をとって置いたので次回にすると書いた。
日が経ってしまったが、シェフの美味しい料理とオーナーの八尋氏のサプライズの演出と会食の設定をしてくれたK君に感謝を込めて写真をUPしよう。

veranda2
veranda3
veranda1
veranda4
veranda5
上手いものを食べて大丈夫かとパソコンの向こうから聞こえてきそうですが、先日血液検査をしたら全て許容範囲に入っていましたが油断しないようにしよう。


昨夜、東北工業大学体育会射撃部


追出しコンパが仙台市の八木山にある秀鮨で19:00から開催された。
女子2名と男子2名の計4名が無事卒業することになり監督として出席。
一人一人にメッセージを書いたカードと卒業のプレゼントを手渡す。
毎年のことであるが毎年卒業生は違うので思いを込めて書いている。

和やかな雰囲気で一次会が済んだあと、養老の瀧あおば通り店で二次会。
若い頃と違い、二次会お開きの23:00までは付き合って帰ってきた。

東北工業大学体育会射撃部追出しコンパ 東北工業大学体育会射撃部24年度追出しコンパ一次会の様子(秀鮨にて)


ジュエリー用語事典は凄い


昨日、東京のF社のS氏から電話があり営業の電話かと思ったが違っていた。
話の内容は、オーストラリアのリングサイズは英国と同じだと思うがZ+1というサイズは米国サイズで何番になるかという問い合わせだった。
F社とは取引もなく、どうして仙台市のインタージェムに電話をくれたのかわからないが、思い当たる資料があるので調べてお知らせすることにした。

その思い当たる資料とは、オーナーズノートでも紹介したジュエリー協会が発行している「ジュエリー用語事典」である。
ジュエリー用語事典巻末の付録に各国のリングサイズの「英国を基準にした各国のサイズ」表が載っていて、Z+1は米国サイズの近似値13.0とあった。

S氏に米国サイズを知らせ、社団法人日本ジュエリー協会発行「ジュエリー用語事典 編集:川崎 猛」から調べたことを話し、絶対一冊は必携であり冊数も残り少ないことをお伝えした。

各国のサイズリングのページ