洋服ブラシと職人さんの高齢化


洋服ブラシ 久しぶりに合服の背広を2着新調しました。と言いますのは、トップ洋服店さんの仕立てが素晴らしく10年近く着ていても型崩れがしません。しかし裏地が傷みだし、襟の剣辺りが光ってきたからさすがに新調しなければと考えていたからでした。
洋服が送られて来た箱の中に背広の取り扱いが書いてあり、外出から帰宅して洋服を脱いでハンガーに掛ける時に良質のブラシで生地を傷めないように軽くホコリを払ってやると長持ちするというので、デパートなどで聞いたのですが取り扱っていない為、トップ洋服店さんの藤井社長さんに相談すると、写真の新品の純毛ブラシをプレゼントしていただきました。早速毎日使っております。
藤井社長さんから先日電話がありトップ洋服店を今年いっぱいで廃業する事になったと連絡をいただきました。お聞きすると職人さんの高齢化により、お客様のご注文に充分対応できなくなったからとの事でした。
宝石業界も、パソコンでデザインをして光造型で原型を作り、ロスト・ワックスと言うやり方で作ったりしますし、徒弟制度のように親方の家に住込みで何年もかけて覚えていく時代ではなくなりましたから、手造りの職人さんが育たなくなっています。そればかりが理由ではないでしょうが優秀な職人さんの技術伝承が出来ずに高齢化から廃業してしまいとても残念でなりません。

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