鑑別ラボを見学


昨日、社団法人日本ジュエリー協会の理事会、消費者部会と出席した後、辰巳副会長さんが全国宝石学協会の技術本部担当部長北脇さんをご紹介下さると言う事で野村消費者部会長とご一緒に3人で御徒町駅近くのビルに行きました。
初対面の北脇さんは、工科系大学の穏やかな研究者と言う感じで親切に鑑定や鑑別をしているラボを見学させていただきました。高温高圧合成ダイヤモンドの鑑別に使われるカソード・ルミネッセンス装置や、ルビーやサファイアの加熱処理などの有無の検査に使うレーザーアブレーション・誘導結合プラズマ質量分析装置、顕微ラマン分光装置等の機器を説明を受けながら見せていただきました。
33年前にGIAで勉強した宝石学や鑑別技術ではとても追いつかない程、宝石の鑑別の難しさを痛感し、次元の違いを知らされました。
CIMG2190.JPG その後に4人でいつもの居酒屋さんで飲みながら、親睦をはかりました。話をしていく中で、以前ブログで書いた「ある種の処理宝石について」のなかで北脇さんの論文にリンクをしていたことを思い出し、あの時に論文を読んで凄い人だと感じた人が目の前にいるという素晴らしい出会いに感謝せずにはいられませんでした。

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