『先生に、ごしゃかれっと！』

小学校３年の夏、東京から転向してきて一番困ったのは仙台弁でした。
朝の自習時間のこと、クラスのわんぱく達が騒いでいると、『静かにしねぇど、先生にごしゃかれっと！』と学級委員長の一括で騒いでいたわんぱく達も静かになりました。私は『ごしゃかれっと！』にちんぷんかんぷんでしたから友達に聞くと、「ごしゃかれる＝怒られる」と教えてくれました。
「まぜっから＝仲間に入れるから」、「おしょしー＝恥ずかしい」、「とすけ＝くじ引き」、「へらいん＝中にどうぞ」、「面子＝パッタ」、「もぉーしー＝ご免下さい」、「ねっぱす＝貼る」等々、その後も仙台弁には苦労しました。
先日コンビニで「仙台弁かるた」を見つけました。好評により第二弾発売とありましたので早速買って見てみました。時々仙台弁を標準語と思って使ってしまうほど仙台に住んでいるのですから、ほとんど知っている仙台弁でした。最近は仙台弁を話す人が少なくなりました。テレビの影響や転勤などで人の移動が多くなり、仙台でも標準語を話すようになった為でしょうか、地方色が無くなってしまい残念です。
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